■アンビスHD <7071> 6,150円 +1,000 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
アンビスホールディングス<7071>がストップ高に買われた。1日の取引終了後、21年9月期上期(20年10月~21年3月)の連結最終利益を従来予想の6億2500万円(前年同期比6.0%減)から9億200万円(同35.6%増)へ上方修正すると発表しており、これを好感する買いが入った。足もとの10~12月期は新型コロナウイルス感染症が再拡大したが、新規入居者獲得に大きな影響はなく、直近半年以内に開設した新規施設を中心に稼働率は順調に推移した。また、稼働率に合わせた人員管理を実施することで人件費率が想定より低い水準で推移しており、これも上振れの要因となる。併せて、通期の同利益も従来予想の16億3300万円(前期比35.6%増)から18億5700万円(同54.2%増)へ上方修正し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。通期計画には本郷、福島の2施設開設にかかる初期費用を織り込んだ。
■愛三工業 <7283> 627円 +90 円 (+16.8%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率3位
トヨタ系自動車部品メーカーの愛三工業<7283>が一時ストップ高。1日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円から33億円(同51.9%減)へ上方修正し、減益幅が縮小する見通しとなったことが好感された。新型コロナウイルスの感染症拡大の影響に対応するため、緊急収益対策を実施するなか、中国や主要国の顧客向け売上高が回復することに加え、働き方改革の推進強化による固定費や変動費の抜本的な精査と見直しを通じた採算改善が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の15円から16円(前期は20円)に増額修正したことも評価材料となった。
■住友理工 <5191> 678円 +81 円 (+13.6%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
自動車用防振ゴム大手の住友理工<5191>が後場一段高に買われ、前日比15.6%高の690円まで上値を伸ばした。きょう昼ごろ、21年3月期の連結税引き前損益を従来予想の95億円の赤字から32億円の赤字(前期は74億3500万円の黒字)へ上方修正すると発表しており、これが好材料視された。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。想定以上に自動車生産台数が回復し、自動車用品事業の業績が好転することが上振れの背景となる。同時に発表した4~12月期の税引き前損益は50億8400万円の赤字だったが、直近3カ月の10~12月期は77億5900万円と3四半期ぶりに大幅黒字を達成している。
■住友ベークライト <4203> 4,125円 +365 円 (+9.7%) 本日終値
住友ベークライト<4203>は続急伸。1日の取引終了後、21年3月期の連結最終利益を従来予想の74億円から110億円へ上方修正すると発表。従来の17.6%減益予想から一転して22.4%増益見通しとなり、これを好感する買いが入った。半導体関連材料がテレワーク関連や5G通信、車両用途の需要増加を背景に販売が一段と伸びるほか、自動車向け高機能プラスチックも想定より増加する見込みとなった。また、連結子会社化した川澄化学工業の業績上積みに加え、コスト削減の進展なども利益を押し上げる。
■寿スピリッツ <2222> 6,290円 +510 円 (+8.8%) 本日終値
寿スピリッツ<2222>が急伸。1日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年4~12月)連結決算が、売上高163億600万円(前年同期比54.3%減)、営業損益23億700万円の赤字(前年同期61億9000万円の黒字)と営業赤字となったが、10~12月期では11億1300万円の黒字に転換しており、足もとの業績好転を好感した買いが入った。GoToトラベルの東京発着追加などにより回復の兆しが見られたほか、通信販売部門で主力の「ルタオ」をメインに伸長したことが牽引役となった。また、人件費の抑制及び経費の見直しなどコスト削減を進めたことも寄与した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高231億4000万円(前期比48.8%減)、営業損益34億円の赤字(前期64億5400万円の黒字)の従来予想を据え置いている。
■イーグル工業 <6486> 1,250円 +94 円 (+8.1%) 本日終値
1日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は14倍増益」が好感された。
イーグル工業 <6486> が2月1日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.5%減の46.3億円に減り、通期計画の62億円に対する進捗率は74.8%にとどまり、5年平均の78.5%も下回った。
■デンソー <6902> 6,351円 +426 円 (+7.2%) 本日終値
デンソー<6902>が大幅続伸し昨年来高値を更新。きょう午前に、21年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が1500億円(前期比2.5倍)になりそうだと発表。従来予想の1000億円(同63.7%増)から大幅上方修正となり、これを好感する買いが向かった。足もとの収益環境などを反映する形で業績上方修正に踏み切った。直近3カ月の10~12月期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ自動車市場の回復を背景に販売が増加したほか、合理化や体質変革も奏功し、売上高、営業利益ともに四半期ベースの過去最高を達成したという。
■資生堂 <4911> 7,364円 +493 円 (+7.2%) 本日終値
資生堂<4911>が大幅続伸。1日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績について、売上高が9150億円から9200億円(前の期比18.7%減)へ、営業損益が100億円の赤字から150億円の黒字(同86.8%減)へ、最終損益が300億円の赤字から120億円の赤字(前の期735億6200万円の黒字)へ上振れ、営業赤字予想から一転して黒字で着地したようだと発表したことが好感された。第4四半期に特に日本で販売・プロモーションが好調に推移したことに加え、中国においてダブルイレブン(独身の日)の売り上げが想定を大きく上回ったことが寄与した。また、市場環境の急速な悪化に対し、構造改革にかかる一時費用を吸収しつつ、経費を中心に徹底したコスト効率化を進めたことなども寄与した。
■豊田自動織機 <6201> 8,990円 +600 円 (+7.2%) 本日終値
豊田自動織機<6201>が後場一段高となり、上場来高値を更新した。同社はきょう午前11時40分頃に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比14.2%減の1100億円(従来予想は850億円)に引き上げた。売上高予想は同3.3%減の2兆1000億円(従来予想は2兆円)に上方修正。自動車向けエンジンやカーエアコン用コンプレッサーなどの販売や、産業車両の売り上げが伸びていることを踏まえ、通期業績予想を見直した。加えて、期末配当を従来計画比10円増額の80円(前期は80円)にすると発表。中間配70円をあわせた年間配当は150円(前期は160円)となる。
■昭電線HD <5805> 1,741円 +107 円 (+6.6%) 本日終値
昭和電線ホールディングス<5805>が続急伸。2日付の日本経済新聞朝刊で「電線大手の昭和電線ホールディングスの2020年10~12月期の連結営業利益は、前年同期比1割増の30億円弱となったようだ」と報じられており、これを材料視する買いが入った。記事によると、学校の通信網整備でLAN(構内情報通信網)ケーブルが堅調だったほか、自動車生産の回復を追い風に導電性が高い銅など利益率の高い製品が伸びたという。4四半期ぶりに増益に転じたもようで、あすの決算発表を前に好業績を先取りする買いが優勢となった。
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