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米ゲームストップ株急騰、主導投資家「分析に自信」…ヘッジファンド「前代未聞の出来事」 - 読売新聞

 【ニューヨーク=小林泰明】SNSでつながった個人投資家が米ゲーム販売店「ゲームストップ」株などに買い注文を集中させ、株価が急騰した「個人投資家の乱」を巡り、米議会下院金融サービス委員会は18日、背景を調べるための公聴会を開いた。急騰の「仕掛け人」とされる個人投資家や、損失を被ったヘッジファンド、株取引アプリの運営会社トップらが証言した。

 ゲームストップ株急騰を主導したとして注目を浴びた投資家、キース・ギル氏は「市場はゲームストップの事業を過小評価しており、(投資は)自分の分析に自信があったからだ」と説明。「SNSを使って、ゲームストップ株を何も知らない投資家に宣伝したという考えはばかげている」と悪意を否定した。

 一方、株価の下落によって利益を上げる「空売り」を仕掛けていたヘッジファンドは大きな打撃を受けた。米ヘッジファンド大手メルビン・キャピタル・マネジメント創業者のゲイブ・プロトキン氏は「前代未聞の出来事は教訓になった」とし、「人為的に株価を下げるために空売りをしているわけではない」と述べた。

 株取引アプリの運営を担うロビンフッド・マーケッツのブラッド・テネフ最高経営責任者(CEO)は、急騰時に個人投資家の取引を制限し、ヘッジファンドを救済しようとしたとの疑いの目を向けられているが、「ヘッジファンドを助けるためではない」と明言。取引が急増したことで、取引を続けるために必要な資金が足りなくなったからだと説明し、利用者に「申し訳ありませんでした」と謝罪した。議員からは、取引制限の経緯をただす質問が相次いだ。

 ゲームストップ株を巡っては、SNS「レディット」の掲示板に個人投資家が集い、株を買う機運が高まったことに伴い、1月下旬に急騰。株価は一時、昨年末比で20倍を超えた。

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