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【新型コロナ】NY市保健当局トップ陽性、アストラが変異株対応研究 - ブルームバーグ

英製薬会社 アストラゼネカとオックスフォード大学は共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、新たな変異株への有効性を確保するためワクチンの構造に一部変更を加えるための研究を開始した。次の冬が訪れる前に大勢の人を対象にした接種時期がやってくるとみて、今秋までに準備を整える計画だとしている。

  米ニューヨーク市保健当局トップのデーブ・チョクシ氏は検査で陽性反応が出たと、3日に発表文で明らかにした。「軽い症状があるが対処可能だ」とした上で、「新型コロナウイルスは依然そこにある。引き続き全員がマスクを着用し、手を洗い、ソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)に努め、体調が悪ければ自宅にとどまることが必要だ。今回のことはそれを思い出させてくれた」とコメントした。

  米ニュージャージー州のマーフィー知事は、州内の飲食店や他のビジネスを対象に、屋内営業の収容率を従来の25%から35%に緩和すると発表した。

  英製薬グラクソ・スミスクラインとドイツのキュアバックは、変異株に対応するメッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いた次世代ワクチンを共同開発すると発表した。

グラクソとキュアバック、コロナ変異株対応mRNAワクチン開発へ

  ニューヨーク市のデブラシオ市長はワクチンの接種対象を拡大。飲食店の従業員やタクシー運転手、発達障害者向け施設で暮らす人やそこで働く職員らも新たに対象となる。

  新型コロナワクチンへの公平なアクセスを保証する世界保健機関(WHO)主導の枠組み「COVAX(コバックス)」を通じ、アストラゼネカのワクチン数百万回分がアフリカ諸国に割り当てられた。月内に初回分を出荷することを目指している。

  世界経済フォーラム(WEF)はシンガポールで5月に予定されていた年次総会を、8月中旬に延期することを提案。渡航制限に加え、パンデミック(世界的大流行)の現状を踏まえて判断した。

世界経済フォーラム、年次総会を8月に延期-ウイルス感染状況を考慮

  新型コロナに感染した人の大多数は感染から少なくとも半年たった後も抗体を保持していることが、2万人余りを対象に実施した新たな調査で明らかになった。英国の生物医学研究機関UKバイオバンクがリポートで示した。

新型コロナの抗体、感染後少なくとも半年は持続-英研究機関

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の感染者数は1億400万人を超え、死者数は226万人に近づいた。ワクチン接種の回数は世界で1億400万回を超えた。

原題: N.J. Eases Dining Curbs; NYC Health Chief Infected: Virus Update(抜粋)  

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