
ユーロネクストは仏・オランダなど欧州6カ国で株式市場を運営している(仏パリの拠点)=ロイター
【ロンドン=篠崎健太】欧州取引所大手のユーロネクストで19日午前(日本時間同日夕)、システム障害が発生し、仏パリなど傘下の5市場で現物株やデリバティブ(金融派生商品)など全商品の売買が中断した。ソフトウエアの不具合が原因とみられる。大方の取引は3時間程度で再開した。
ユーロネクストは欧州6カ国で株式市場を運営している。売買が止まったのはアムステルダム、ブリュッセル、ダブリン、リスボン、パリの計5取引所で、ノルウェーのオスロ市場には影響がなかった。現物株や上場投資信託(ETF)のほか債券、商品先物、デリバティブなど上場する全商品に影響が出た。
この日は午前9時の開始から約50分後に現物株の売買が停止し、仏CAC40などの株価指数の算出・公表も止まった。現物株の売買は約3時間後に再開し、それ以外も一部を除き午後1時までに正常化した。
ユーロネクストは障害について「ミドルウエアのシステムに技術的な問題が発生したため」(広報担当者)と説明している。既に原因を特定して解消したという。同社では2018年10月に、傘下の複数取引所で株取引の開始が大幅に遅れる障害があった。
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