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2日の東京株式相場は続伸。米国の追加経済対策や新型コロナウイルスワクチン進展から、景気回復への期待が高まった。自動車や商社、海運など海外景気敏感業種のほか、銀行や証券・商品先物取引など金融、不動産株も高い。
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〈きょうのポイント〉
三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは「上昇のレンドは変わらない。米財政政策が一番のポイント。基盤になっている議会が歩み寄ればプラスだ」と語る。現在の上昇ペースで日本株高が続けば、「日経平均2万8000円が一つの節目かもしれない」と予想した。
きょうの東証1部は値上がり銘柄が優勢で、TOPIXは堅調に推移した。大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは「3月に株式市場は金融緩和と財政政策で急上昇したが、いまはその状況に似ている。今回はさらに年内に接種が始まる見込みのワクチン期待も加わってきている」と語る。
もっとも、米株先物が軟調に推移する中で日経平均はマイナス圏もあるなど、TOPIXの上値も重かった。11月の大幅高後とあって、「日本株は出遅れだと思うが、実体経済とのかい離をどこまで許容させるか。経済の先取り部分があまりにも大き過ぎる」とも三井住友信託の瀬良氏は話していた。
- 東証33業種ではゴムや非鉄金属、海運、証券・商品先物取引、輸送用機器、銀行、保険が上昇
- サービスや鉱業、情報・通信、小売は下落
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